2006夏 ROMAFEST報告

8/6 Glodeni(Marossárpatak) 12th
8/13 Marghita(Margitta) 13th

 2006年夏のロマフェストは、数多くのスターダンサーを輩出している踊りの名門、マロシュシャルパタク村で開催された。
常連チームに初参加、家族チームや子供たちと、バラエティーに富んだ11チームがそれぞれの魅力を舞台で爆発させ、
80人以上のダンサーが金賞候補として12月の個人戦に駒を進めた。
さすがジプシー天国、マロシュのジプシーたちの至極のパフォーマンス。
今年の注目チームを一挙公開!


《初出場》 Ludus(Marosludas)

 キシュククロメントに程近いルドゥシュは楽団も引き連れての初出場。雰囲気のある地の音楽に、踊りは土地柄かラッシュー、チャールダーシュ、チンゲララーシュと多彩。
 リーダーのティティは踊りもこなせば歌も歌う一流のエンターテナー。その実力には舌を巻いた。

 きらびやかで凝った衣装の女性達。ときに優雅に、情熱的に舞う。





《初金賞》 Hidegvölgy(Marosvásárhely)

 ジプシー天国の中心街、バーシャルヘイのジプシー地区、ヒデグヴォルジに暮らす彼らは、2度目の出場で堂々文句なしの金賞受賞。
 子供から大人まで誰もが踊るこの地区の若い才能は天井知らずの進化を続けている。ロマフェスト一押しになる日は近い。





《踊る大家族》 Lakatos一家(Petelea)

 ラカトシュ一家は家長クララを中心に15人の子供たち、その連れ合いと孫、兄弟親戚
あわせて50人を越える大家族。家族でいくらでもチームが組めるほどの踊り好き。
明るく陽気なスタイルは移動型ジプシーの特徴。





《新星》 Sîngeru de Padure(Erdőszengyel)

 昨年夏の優勝チーム、パドゥレは色とりどりの衣装に身を包み馬車に乗ってやって来た。
 注目は新しくメンバーに加わった元気一杯の女の子たち。なんと可愛らしく色っぽく踊ること!
次世代のヒロイン候補がここにも現れた。





《スーパー金賞》 Glodeni(Marossárpatak)

 

   「常連シャルパタク危うし!」と思わせるほどの強豪たちの熱演の後、満を持して登場した地元シャルパタクチーム。だが始まったとたんに前言撤回を余儀なくされた。
   すごい。他のチームのさらに一つ上を行く上質なパフォーマンス。一人一人の踊りのレベルの高さにチームワークの良さがあいまって、他を圧倒した一大スペクタクルを展開。
終ってみれば金賞の中の金、スーパーゴールド獲得。
   お見事!





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