2007 ROMAFEST報告

9/7 TârugMures(Marosvásárhely) 15th
 


《第一部 ロマフェスト・フェスティバル》

 9月に入り秋の気配が深まる中、第15回ロマフェストがバーシャルヘイのVarの野外ステージで開催された。
 



 初登場Saromberkeチームからフェスティバルがスタート!

今回は初参加2組を含む9チームが舞台で激突。



 Besa junior


 Petelea
 

 常連チームはメンバーを一新し子供たちを中心に出場した。
彼らの大人顔負けのパフォーマンスが会場を大いに盛り上げる。



小さな体で大人のしぐさ。男の子も女の子も圧巻の実力!!Sarpatakチーム


 男まさりのステップとスカート使いが素晴らしいRegenの女の子たち



 フェスティバルの華!Sangeru de padure

   才能は着実に受け継がれている。スターの可能性を秘めた次世代の層の厚さを見せ付けられた気がした。これからも益々ロマフェストから目が離せない。。

 






《第二部 ロマフェストアンサンブル・コンサート》
 

 ロマフェスト舞踊団の一番の古株、アティラ(2001年、2005年来日)と、2005年の来日で大きく実力を伸ばしたオビ の2名が、シルク・ドゥ・ソレイユ・2007オーディションに合格。もちろんダンサーとしてルーマニアから初の栄誉。入団 のためカナダに旅立つこの日、二人の壮行コンサートが開かれた。




 コンサートの幕開けはロマフェストの十八番、ベルブング!

 女の子達も負けじと舞台を盛り上げる。

ドイナ(叙情歌)から始まる新プログラム、「ドイナ・チンゲララーシュ」。

 最年少メンバーを従えた主役の二人が存在感たっぷりに歌い上げる姿にしびれた。

 今やスターの風格充分のアティラもオビも最初は小さかった。。

 

日本でも披露され、観客の度肝を抜いたジプシーの「リズム遊び」の一幕。

 新メンバーも加わって、刻むリズムも新しくバージョンアップしている。

 二人の留守を支えるティビも、今や実力貫禄共に申し分なし。

 


旅立つ仲間へのはなむけにメンバー全員が力の限り踊り、歌ったコンサートは
大声援と大喝采の中フィナーレをむかえた。

最後はジプシー国歌「JELEM JELEM」斉唱。

会場に居る全てのジプシーの心が一つになり、今までの興奮が感動となって込み上げる。

ジプシーたちは泣きながら歌い、同胞を送り出す。