第4回 ロマ(ジプシー)シンポジウム  2015
於 NYC(国立オリンピック記念青少年センター・小田急参宮橋駅下車6分) 地図
入場優先順 @入場券提示者 A整理券・先着順
入場料:無料 (公演コンサートとフェスティバルは有料)

 

2015年
2月8日(日)

ジプシーキャンプ
前期

 

15:00-18:00 小ホール           順不同
 
佐藤雪野

チェコの教育におけるロマ
東北大学大学院国際文化研究科で、多文化・多民族共生について、主として中欧の歴史・現状を中心に研究・教育を行っています。ロマ(ジプシー)については、1999年頃から研究を始め、文化、歴史、現状など幅広く研究対象にしています。

アシスタント 冨川多佳子 19世紀の英国と"ジプシー"
東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程学生。
19世紀英国の"ジプシー"に関する資料(記録や政策など)を集めています。英国の"ジプシー"への対応をまとめ、当時描かれた文学作品における"ジプシー"像との比較
 

市橋雄二

ジプシーのうたを求めて〜インド・アルメニア・マケドニア・トルコの旅T」
東京外国語大学インド・パーキスターン語学科卒。ビクターエンタテインメント・プロデューサー。80年代後期より世界と日本の伝統音楽・芸能の映像記録の制作に携わり、その後市川捷護氏と共にインド、アルメニア、マケドニア、トルコを巡りジプシー(ロマ)の芸能を現地調査。WEBサイト「ジプシーのうたを求めて〜Gypsy Trails」の<ジェレム・ジェレム便り>コーナーで世界各地のロマ事情を発信中。 アルメニアのボーシャと呼ばれるロマを取り上げ、歴史的背景と今日伝承されている歌などを現地調査の映像とともに紹介します。
 

古館由佳子

私とハンガリーのジプシーバイオリン(続)
 ジプシー・バイオリン奏者  桐朋学園大学音楽学部を卒業。94年に初めてジプシー楽団の音楽に接し、1年おきに日本公演を行っているラースロー・ベルキとジプシー楽団の演奏スタイルを独学で身につけ、ジプシー楽団創設の祖とされる女性ヴァイオリニスト、ツィンカ・パンナの生まれ替わりとしてベルキらから賞賛を受けるにいたった。ベルキの楽団メンバーでチェリストのバルナバーシュ・ヴァイダの紹介により、ジプシー・ヴァイオリンの帝王としてハンガリーに君臨するラヨシュ・ボロシュの指導を受けた。
 

村山和之

北インド〜パキスタンの芸能集団とその動向
和光大学非常勤講師バローチスターンおよび南・西アジア文化研究。
主著『旅の指さし会話帳・パキスタン(ウルドゥー語)
主にインダス河両岸地域の民謡・語り物を中心に、パフォーマンスの映像を使って、インド世界とイラン世界の狭間にジプシーの残照を探る旅の話。
 

先崎廣伸
 

トルコのフォークロールとロマ・ジプシー事情
トルコ民族舞踊研究家・民族舞踊プロインストラクター 。日本初のフォークロールレッスンティーチャーとなり40年。その間、バルカン・トルコの調査取材を毎年欠かさず、現在に至るトルコ・フォークロール第一人者。
 

RAHIS BHARTI

インド

ラジャスターンのジプシーと音楽と踊り
インドは壮大なスケールの価値観、宗教やカースト、そこから分かれる部族から成るなど、その伝統が文化に根強く残りながら発展している面白さは中毒性をも伴う摩訶不思議な国:マハラジャに仕えた音楽家の子孫であり、吟遊詩人音楽家、カルベリア部族を含むダンサー、ヒンドゥー教、イスラム教を含む神に使える歴史をもつ部族からアクロバットパフォーマーまでを率いるニューリーダー。
DHOAD Gypsies from Rajasthan代表 通訳cocoAyumi
 

18:00-20:00  ロマフェスト・ジプシーキャラバン 公演

 

3月6日( 金)

ジプシーキャンプ後期

18:00-19:30 大ホール
 
長純雄二郎

スペイン・ジプシーの旅 Vol.3  〜フラメンコへの問いかけ
スペインのジプシー、フラメンコの歌とギターに魅了されて10数年。この世界を追いかける旅で理解したことを短編DVDに凝縮して発表致します。スペインジプシー密着フォークロールリスト
 

羽場久美子

拡大EUのロマ政策ーロマとの共生へ
青山学院大学 国際政治経済学部教授   卒論でトランシルヴァニアの民族問題を扱って以来、トランシルヴァニアの美しく多様な民族衣装と、ロマの音楽、踊り、衣装に魅せられています。ハンガリーやルーマニアに行くと、地方や境界線を巡るのが好きです。ロンドン大学(1996-6)、パリ大学(2004)、ハーバード大学(2011-12)で客員研究員を務め、その都度、中・東欧を訪れています。最近はギリシャ、ウクライナに行ってきました。専門は、国際政治、拡大EUと民族問題などです。北米最大の学会(6200人会員)、世界国際関係学会の次期副会長に選出されました。民族問 題、ポスト共産主義、ジェンダーの部会を担当しています。日本学術会議会員、東アジア共同体評議会副議長、国際アジア共同体学会副代表、日本政治学会・日本EU学会・ロシア・東欧学会の理事も務めています。 著書として、半年で3刷まで出た『EU(欧州連合)を知るための63章』、『拡大ヨーロッパの挑戦ーグローバルパワーとしてのEU』『ロシ ア・拡大EU』『ハンガリーを知る49章ードナウの宝石』などがあります。ロマの魅力を堪能して下さい。

岩谷彩子

ジプシー・ダンス」の誕生とグローバルな変容―インド北西部ラージャスターンの遊芸民カールベリヤの事例より
広島大学大学院社会科学研究科・准教授
小学生の頃、『嵐が丘』(エミリ・ブロンテ作)に魅せられ、「ジプシー」の世界に入る。1996年から、インド、フランス、ルーマニア、ギリシャ、イタリアなど、世界の移動民、「ジプシー」、ロマが生活する場所におもむき、彼らの生活の論理を探求している。専門は文化人類学。京都大学大学院人間・環境学研究科修了(博士/人間・環境学)。
主著『夢とミメーシスの人類学―インドを生き抜く商業移動民ヴァギリ』
 

19:30-21:00  ロマフェスト・ジプシーキャラバン  シンポジウムコンサート

 

3月7日(土)

ジプシーキャンプ後期

15:00-16:00  大ホール

増永哲男

ジプシーの生活 と踊り(4)・みなさまのジプシーへの素直な疑問
 誰にも聞けないジプシーに関する質問受付中 

ジプシーの現場で苦楽を共にし、彼らの長所である音楽・舞踊・芸能を支援応援するフォークロールフィールドワーカー。40年 間のフィールドワークで記録取材した映像は2000時間を越える。中央ヨーロッパ・カルパチア盆地(スロバキア・ハンガリー・ルーマニア・セルビア・クロアチア)およびマケドニア・コソボを中心に活動している。足腰の動く間はフォークロールの世界に、ジプシーのフィールドにいたいと願っている。
NPOロマフェストJAPAN代表 潟tォークロールレポート代表
 

DESTANOVSKI ZHELO
ZEKIR SELJADIN

マケドニア

マケドニアのジプシー音楽事情
DZELJO DESTANOVSKI WEDDING BAND
200年続くジプシー音楽ファミリー・デスタノフスキー家の家長、マケドニア国立タネツ民族音楽舞踊団ズルラ奏者。マケドニア人・アルバニア人・ロマの結婚式に年間100本も呼ばれるスーパーウェディングバンド。
通訳はこのマケドニア音楽ジプシーに嫁いだ日本人女性Marikaさん。
 

17:00-21:00 第4回ロマフェスト・ジプシー音楽舞踊祭(ロマフェスト・フェスティバル)

入場優先順 @入場券提示者(有料)  A整理券・先着順(無料)
入場料:無料 (公演コンサートとフェスティバルは有料)

 

お知らせ:ロマフェスト・ジプシー 音楽舞踊祭 2015 大阪大会 東京大会