第3回ロマフェスト

2001.07.20~07.22 REPORTER 根岸千春

晴天に恵まれた7月20日午後8時半、Gornestiの公民館の隣にある学校の広場にてROMAFESTは開幕した。明日からのダンスコンテストに備えてトランシルバニアの各地域から集結したグループの音楽家達が次々と演奏を始めた。なんと贅沢なコンサート。 翌21日は雨天のため公民館に会場が移された。参加団体16グループとますます規模が大きくなったROMAFEST、熱狂と興奮の空気で公民館の壁が今にも爆発しそうであった。

コンテスト記録

約300人のダンサーが予選・準決勝と勝ち進み、決勝に臨んだのは22組43人。あまりに甲乙つけがたいダンサー達の実力に多くの金賞ダンサーが生まれた。


ダンス部門 金賞受賞者
個性あふれる21人の金賞受賞者達。この中から初代ROMAFEST舞踊団が選抜され日本行きの切符を手にした

Lukacs Alina Susana  (Dicso)

シャム猫が少女に変身したような彼女。回転するたびに舞台に花が咲く。


Ciuciuia Larisa (Almas)

去年の特別賞ラリッサは今年もかわいかった。少し大人びた彼女。会場は今年も彼女のとりこになった。

Pucikozak Erno / Pucikozak Amalia (Marosszentkiraly)
去年彗星のように現れたエルヌ。今年は実のお姉さんと出場!おそるべきDNA!姉もうまい!パワフル!実は9人兄弟と言う彼。他の兄弟の実力も気になるところ。


Szanto Attila (Marossarpatak)
去年はかわいい少年だったのに・・・ジプシーって脱皮するんだ。見事にファンタスティックな青年に変身したアティラ。顔良し、歌良し、踊り良し。会場中の女の子の目が❤になってしまいました。
Doluta Nicolae (Cluj-Napoca)
フェスティバルをしめくくるジプシー国歌を、音頭を取り歌うのは毎年彼の役目。自他共に認める歌声の持ち主。パートナーの周りを、しゃがみ膝をたたきながら回り込むオリジナルフィギア”ニコライスペシャルを武器に堂々の入賞。

Cojocneanu Nicolae Calin (Cluj-Napoca)

3年連続での金賞受賞。ひじで足のかかとをチャパシュする彼のオリジナル技は、すでにたくさんのダンサーにコピーされている。しかし、本物は違う!体をたたく大きな音と観客への猛烈なアピールで金賞受賞。

Csercsa Jandor/ Csercsa Monika (Csikszerda)

チクからやってきた兄妹。一つ一つのステップが高く大きな独特なステップ。初めて見る。木製のステージが今にも踏み抜けてしまいそう。男性はあくまでもユーモラスに、女性は笑顔をふりまいて。

Berki Karoly/ Poco Magdolna (Marosszentkiraly)

こんなに息の合った夫婦見た事ない。うまい。しぶい。2人で踊るってこういうことなんだ。自分の技をアピールするだけでなく、あくまでもカップルダンスを楽しむ2人。こんな風に踊りたい。

Mihai Marius (Caras severin)

オルテニアに近くルーマニア最南端にある村からはるばるの出場。ダンスはセルビア風で隣の人と手に手をつなぎあい、チェーンスタイルをとっている。おもしろい。



Bobo Rommel
Mezei Brigita

Poco Tibor
Kanci Laci

Moldovan Erika


Szanto Csaba